エージェントで業務委託案件を探す際のメリットとデメリット

業務委託で働くフリーランスのための源泉徴収ガイド

エージェントを活用するメリット・デメリット

エージェントを活用するメリット・デメリット

業務委託案件を探したいフリーランスは、エージェントの活用もおすすめです。ただし、エージェントを活用するうえでのメリットとデメリットも知っておきましょう。

メリット

業務委託で案件を探すフリーランスは、エージェントを活用するのも一つの方法です。フリーランスとして業務委託で働く際、案件探しは重要な活動です。自分で探す方法もありますが、エージェントを活用すると多くのメリットがあります。まず、エージェントは企業との繋がりを持っているため、一般の求人情報には出回っていない高単価の非公開案件を紹介してもらえる可能性が高まります。自分で探す場合、インターネットなどで公開されている案件に応募することになりますが、これらの案件は応募者が多く、競争が激しくなりがちです。そこでエージェントを通せば、そのような競争を避け、より良い条件の案件に巡り合うチャンスが増えます。また、エージェントは営業活動や事務作業、契約手続きなどを代行してくれる場合もあります。
フリーランスは、本来の業務以外にこれらの作業にも時間を取られるものです。このような心配事をカバーしてくれるのがエージェントの存在です。エージェントに依頼することでこれらの負担が軽減され、本来の業務に集中できるようになり、生産性の向上を実現できるようになるのです。さらに、源泉徴収や確定申告といった税務に関するアドバイスをしたり、さらには代行してくれるエージェントも少なくありません。業務委託契約では、報酬から源泉徴収されるため、フリーランス自身で確定申告を行う必要があります。税金に関する知識がない場合、不安に感じる方もいると思いますが、エージェントがサポートしてくれることで安心して業務に取り組めるようになります。

デメリット

フリーランスが業務委託で案件を探すためにエージェントを活用するなら、メリットだけでなくデメリットも知っておく必要があります。業務委託でエージェントを活用する際のデメリットは、主に三つあります。一つ目は、クライアントと直接交渉できないことです。エージェントを通してやり取りできるのは効率化が図れるメリットがありますが、クライアントの意向を直接確認したり、細かい要望を伝えたりすることが難しくなる場合があります。二つ目は、マージンがかかることです。エージェントはフリーランスとクライアントの間を取り持つ仲介役として、報酬の一部を手数料として受け取ります。これは、フリーランスにとっては収入が減ることを意味します。三つ目は、実績が少ないうちは特に案件獲得が容易ではないことです。
エージェントは多くのフリーランスを抱えており、実績のあるフリーランスを優先的にクライアントに紹介する傾向があります。そのため、実績が少ないフリーランスは、エージェントを通した案件獲得が容易ではないケースも珍しくないのです。これらのデメリットを理解した上で、エージェントを活用するかどうかを判断することが重要です。

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