業務委託で働くなら源泉徴収の知識が必要！

源泉徴収で報酬額面が変わる

会社勤めであれば、自分の月々の給与から何が差し引かれて手取り額が少なくなっているのかなどは気にも留めないものかもしれません。その代わり面倒な納税や保険料の支払いなどはすべて会社が事務処理してくれていますし、年末調整によって一年に一度払い過ぎた税金が還ってくるのを待っていれば良いわけです。 しかし個人事業主になれば原則として仕事を受注する度に報酬を請求し、その仕事の完成を待って支払われるということになります。もっとも継続的な取引関係の場合であれば、この仕事の受発注の契約などを書面で一々取り交わすということもなく口約束だけで進んでしまうことも往々にしてありますし、報酬に関してもどうしてもフリーランスの立場が弱く思うように請求できないという場合もあるでしょう。 いずれにせよフリーランスは、一年間に得た収入に対して様々な税金を課せられそれを支払う義務があり、特に所得税については源泉徴収という形で報酬の支払いを受ける場面で税金額をあらかじめ差し引かれた金額を受け取り、代わりにクライアント側でまとめて納税してもらうということがあります。事前に一定の税率で所得税を計算しているため、確定申告をする時点で改めて正しい税額を計算し直して還付を受けたり支払ったりという調整を行うことになります。 ただし業種にもよりますしクライアントにもよりますが、必ず源泉徴収をしなければならないというわけではないため、実際には報酬の請求時あるいは報酬の領収時に源泉徴収するのか、またされているのかどうかを自分の目で確認する必要があります。

まずは基礎知識を身に付ける

確定申告の時期になると、溜まりに溜まった一年分の領収書を前に来年こそはコツコツと帳簿を作っておこうと決心するフリーランスも少なくないようですが、最近は手軽で便利な会計ソフトも増えているため特に簿記や税務に関する知識がなくても誰でも簡単に帳簿を作成できるようになっています。源泉徴収に関しても理解しておけばそれほど難しいものではなく、フリーランスの常識として基礎知識を身に付けておく程度で良いでしょう。本サイトでは、フリーランスが身に付けておくべき源泉徴収の知識をご紹介していきます。 なお、本サイトへのお問い合わせはこちらまで＞＞連絡フォーム